2年ほど前にアップした記事ですが、読み直したところ中々よく書けている← ため、再掲載させていただきます!
三浦です。
さて 今日は真面目に技術の話を。
先に内容を書いてしまうと、
「カットの際 バリカン(クリッパー)を使うの横着してる訳ではないですよ!」
というお話です。
お客様の髪をカットする際、バリカン(クリッパー)を使用する事があります。
ここ数年 バーバー(理髪)カルチャーの再来もあり メンズヘアスタイルのトレンドは 周りをしっかり刈り込むスタイルが多く、
その際に生え際辺りにバリカンを使うと 非常にパリッとしたかっこいいスタイルになるのですね。
がしかし!
バリカンを使用する事を好まない方が、意外と少なくないのです。。
何故か?
これはきっと 幼少時や学生時代 バリカンで坊主にされた思い出や、
あるいは バリカンでカットするのは「手抜き」をされているという大きな誤解や、
家庭用のバリカンでカットすると 髪が絡まってとにかく痛い思いをしたとか。。
なんか機械音が怖いとか。。
あまりバリカンという道具に 良いイメージを持っていない方が 割と多いのではないか?と感じます。
ハサミも カミソリもそうなのですが、
道具というのは 適切な場所で適切に使う事で その効果を最大限に引き出せます。
バリカンを駆使して 生え際のラインから上の方に向かって綺麗なグラデーションをかけていく技術。
ハサミと櫛でカットしたグラデーションとは 別種の美しさがあります。
どちらも非常に繊細で高度な技術が必要です。
これは「どちらがすごい」という話ではなく お客様や時代のトレンドが求めるものも関係しています。
お客様とカウンセリングをし、こちらからのご提案も交えつつ、
今日はこういうスタイルでいきましょう!となった時、
より お客様の求めるスタイルに近づける為に 適切に道具を使用します。
ハサミで全てカットする事もあるし 途中でバリカンが登場する事もあります。
最終的に 理想的なスタイルに仕上げる為に 様々な技術を駆使してカットを進めます。
温故知新という言葉があるように、
職人的・伝統的な部分に敬意を払い 大切にしながら、
現代のスタイルにうまく融合させることが大事だと考えています。
ヘアカットって スタイリストとお客様 お互いの信頼関係がとても重要だと思います。
上記のような想いが私にあったとしても、
何の説明もなくおもむろにバリカンでがーっとやられたら 確かに不安にもなりますよね^^;
カット(や その他)について何か疑問点等があった際は 本当に!!遠慮なくご質問ください!
では本日はこの辺りで^^
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